ご挨拶
土佐に生きる工事動画
工務店リフォーム会社様
お問い合わせ

 岡本次男家屋移動 
 二代目 岡本直也
 780-0818
 高知県高知市宝永町
 4-10
 TELL: 088-882-9093

当ホームページは移転しました!www.geocities.jp/iebiki

ご挨拶
東日本大地震で被災されました皆さまにお見舞い申し上げます。未曾有の震災のため、
傾いた家屋が大量に出ており、その対応のために各地の「家曳き」
「かさ上げ」業者が集められていると伺いました。
当職は四国・高知県で昭和30年より「家曳き」をしている「岡本次男家屋移動」二代目です。
仕事量の少ない田舎の業者ですので最新式の工法ではありませんが、
お構いの無い現場がありましたらお声かけください。
技術のクオリティに関してご心配もされるかと存じますので、13年前のものですが
地元NHK高知「土佐に生きる」というコーナーに取材していただいて曳き家工事を
撮影していただいた動画がありますので、よろしければご覧ください。

地元NHK高知 "土佐に生きる”
曳き家工事


少なくとも、需要を見込んでのにわか業者では無いことは判るかと思います。
実は、高知でも過去の台風による浸水の後に、「かさ上げ」工事の需要が高まった際に「にわか業者」が
何社か現れて随分嫌な目に遭いました。 旧式な工法しか出来ませんが、
「真っ当職人」仕事をさせていただきたいと思います。
関東の専門職の皆さまの手の足らない部分のみお声かけくださいませ。

工務店・リフォーム会社様へ

傾き治しに関しては大きくわけて2つの工法があります。
土台にジャッキをかけて、ジャッキアップによって家の水平を治す。うちはこれです。
※地盤強化などの工事は出来ませんので、必要な場合は別注してください。


家引き

もう一つは、アンダービーニング工法と言って、コンクリート基礎のベース部分まで掘り返して、
周辺地盤に地盤凝固剤を注入した上で。基礎ベース部分からジャッキアップする大掛かりな工法です。
まっものすごく大雑把な話ですが、前者が仮に70万円程度の工事であるのに対して
後者は300万円から~という単価になります。
場合によっては新築にするのの6割くらいの費用がかかる場合もあります。
従って、自分なりに思うのですが。
当方が担当させていただく家屋は、築15年~20年以上の木造で。
とりあえず(地震などの災害が無いとして)後10年程度使えるようにしたい。
あるいは応急であまりお金をかけずに修復したいと考えられている施主さんに限られてくるかと存じます。
でも、案外、今回の地震ではみなさんそうそうお金も使えないでしょうから・・
うちのような安価なタイプの出番が充分あるんではないか?と思う次第です。




傾き治しの工法に関して、写真とは別に筆記しておきます。

①基礎をはつりまして、土台に直接、ジャッキをかけます。
従って、幅25cm程度、深さ30cm程度のジャッキ穴が1・5Kごと程度に出来てしまいます。
またコンクリート基礎に横筋が入っていた場合には、それをサンダーで切っております。

四国では、予算の少ない現場の際には10cmの並ブロックでジャッキ穴を潰して、上塗りをかけます。
予算のある場合は切った横筋を鉄工所が溶接して、
またジャッキ穴を型枠で押さえてコンクリートを流しこんでいます。
さらにそれでも布基礎が弱体化するために心配される場合は基礎の内側に所々に、
揺れ止めのようにT字になるようベースからブロックを添えて、
いわゆる「添え打ち」のようなことをしたりもいたします。



②アンカーボルトは、当方の工法では土台より下面で全てを完結させるため、はつり出しています。
かさ上げ終了後に天場を詰めると同様にモルタルで埋め込んでいます。

③レベルの調べ方も、床下でホースを使って。一番高い土台下を基準にして。水盛りで測っています。
敷居等で大工さんたちはレベルを見ることが多いですが、それでは梁などに吊られていて、
実際には土台は下がっているのに。床面には症状が出ていない場合が時おりあることと。
先代からの教えでなるべく家の中に上がる回数を減らすことにあります。
従って、これはどこの家曳きも共通かとは存じますが、こうした簡易な修正方法ですので。
おおよそ9割程度の修正でお構いの無い家屋のみを対象にさせていただくようお願いしております。
実際、例えば、風呂場や玄関などのタイルなどがある部分の沈下が1cm程度である場合、
1cmの修正にこだわって。
風呂場等の修復費用が嵩むよりは、「許容範囲」としてその手前まででやめることがほとんどです。

④また一定方向のみへの傾きで無い場合や、土台のホソが抜けたりしている場合の簡易な修理方法としては
私どもは「(ジャッキ)かやし」「突き掛け」などと呼びますが、
土台部分にジャッキを斜めに掛けて押すことである程度の隙間を治してしまいます。
それを可能な位置であれば羽子板ボルトなどで固定しております。
なので私どもの工法だと、基礎の立ち上がりにジャッキ穴を開けさせていただくことが前提になっているわけです。

尚、関東の業者さんのHPも含めて、東海より上の家曳き業者の施工例を見たのですが・・
皆さんあまりジャッキ穴を開けていないので、それが気になりました。
もちろん、当方も10cm角のH工を使って、基礎の両側にジャッキを置いて、
穴を小さくして工事することも出来ないではないのですが・・
そうすると、④の工法を採れなくなります。
また、そうなるとある程度、熟練のメンバーが必要あるいは、時間が長くかかります。

⑤もしくは・・これは輸送費と資材の保管場所の問題もありますが・・
H鋼を組んで一旦高く揚げておいて、新しい基礎の上に据え付けるのであれば。
あまり大きな工法の差はないかと思います。
但し、費用もかかるので、このクラスの仕事は地元業者の方が良いのでは??と思ってしまいます。
ただ、当方は田舎の業者にしては資材を所有している方かと思います。
1.2m 3・5寸×4寸の枕木 1200本。 2・5m 20cm×10cmの鉄骨120本。
家曳き用 4mレール 50本など。
必要であれば持参することは差し支えありません。



お問い合わせは下記のフォーマットからお願いします。
小さな現場だと1軒だけのために出向くと、交通費、運搬費が割高になるでしょうから。
2軒程度の現場からお声かけください。



岡本次男家屋移動 二代目 岡本直也
780-0818
高知県高知市宝永町4-10
TELL: 088-882-9093


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